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うつは甘えではありません

こんにちは。

岡田でざいます。
とても寒い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
明後日2月8日にハートストレングスイベントがありますので、お時間ある方今からでも大丈夫ですので是非ご参加くださいね。

 

話しは変わりまして、
タイトルについて少々お話をさせてください。

何故このお話をさせていただくかといいますと、つい先日、製薬会社のテレビCMでうつ病は体の痛みから。などのキャッチフレーズでうつ病と体の痛みを両方治す薬のテレビCMが流れそれに対しての抗議をうけてCM内容を変更したというニュースを目にしたからです。
うつで悩んでいる人にこのような物を売る事自体薬を売るための過剰啓発であり、とても悲しいニュースですよね。

このような、うつに対しての誤解は実際うつ症状の方にとって
さらに追い打ちをかけるものです。
このCMとは別に「うつは甘え」「みんな悩んでる」「自分だけじゃない」
などの話しも誰しも聞いたこと、または自身が話したことはあるのではないでしょうか。うつは甘えというような考え方は実際に体験ないし身近な人にそのような方がいない限りなかなかこの誤解に対して分かってくれる人は少ないのが現状です。

果たしてうつは甘えなのでしょうか?

 

 

うつ病とはその名の通り病気です。
セロトニン不足など色々な理由があると思いますが、ざっくりまとめるとストレスや生活環境が大部分をしめてます。
(もちろん理由はほかにもあります)

この2つに関して話しをすると大抵は、甘えや自分ならこう乗り越えたなど偏見的に考え意見を言ってくる人がとても多いのです。

みなさんの私生活に当てはめてみればとても分かりやすいのですが、
運動が苦手な人、運動が好きで自ら趣味にする人、
甘いものが好きな人、甘いものが苦手な人、
たばこ吸う人、匂いだけで嫌になる人、
ダイエットが得意な人、食べ物だけは減らしたくない人、

このように人それぞれストレスを感じるポイントや好みというのままったく変わってきます。

 

これを社会生活に当てはめて考えてしまうと
仕事ができない人、遅刻する人
外に出れない人、挨拶が苦手な人
人と話すのが苦手な人、笑顔が作れない人、
細かいことが苦手な人、ミスばかりする人など
少しでも社会という基準値から違う道を歩いている人は社会では社会不適合者、心が弱い・甘えてるなど辛い目で見られてしまうのです。

集団性・協調性など日本文化は特に強い傾向にあるので、心優しく他人の気持ちばかり考えてしまうようなタイプだと他人に辛い気持を話すことで、迷惑をかけてしまうのではないか。自分が黙ってればいいんだ。と周りに辛い気持を打ち明けることもできず、辛いことを自分だけで抱えてしまうので本当に生きにくい世の中でだと思います。

 

 

自分の基準で物事を考えずにまずは相手の気持ちを一生懸命考え、どんな話でももっと話しやすい環境を一人一人が作ることが出来れば今悩んでいる人を少しでも助けることが出来るのではないかなと思います。

「自分が出来るから他人にできるわけではありません。」
「他人が出来るから自分が出来るわけでもありません。」
小さいことでも相手の立場になって話を聞いてあげてくださいね。

 

 

うつは甘えではなく甘えられな人がうつになる。

この一言を頭の片隅に入れていただければ嬉しいです。


死亡理由を公表すべきか ~あるご相談より~

私がカウンセラーとして登録している 「カウンセリング.com」 という無料相談サイトに先日ご相談がありました。

息子さん(中学3年生)のクラブの同級生が、今月のはじめに自死されたそうです。

全校生徒には亡くなって4日経ってから、突然死で亡くなったと伝えられたそうですが、それからの息子さんの様子が心配とのこと。

*なぜ息子さんが、「自死」だとわかったのかは書かれていませんでした

反抗期で元々反抗的だったのが、一週間ほど前からよりいっそうイライラした様子で、言葉数もグっと少なくなった。

受験前だというのに集中力にも欠けている様子。

先日、お母さま(相談者)が担任にその旨を伝えたそうですが、親としてどう接したらよいか。

といった主旨でした。

私も含め、何人かのカウンセラーの方が回答していましたが、その中に

「学校は死亡理由を隠ぺいすべきではありません。全校生徒に伝えて命の尊さを教えるべきです。学校にそのように働きかけてみては」

という回答があり、その回答についてお母さまは

「私もそう思っています。そう働きかけます」

とコメントされていました。

でも・・・

それはあまりにもひとりよがりの意見ではないかと私は感じました。

自死されたお子様のご両親から、生徒さんたちには突然死だと伝えて欲しい、という依頼があったのかもしれません。

いじめでの自死ではないそうです。家庭内にいろいろな悩みがあったとのこと。

それならなおさら、ご遺族の方は子供さんの死亡原因を全校生徒に公表することを望まれないのではないでしょうか。

息子の様子がおかしくなったのは、学校が隠ぺいしているからだ

と決めつけて、お母さまが学校にあれこれと意見する・・・

様子が変わった息子さんを心配される母親の気持ちはよくわかります。

元の息子に戻って欲しい、戻るためには・・、そうだ!学校の対応が悪い

きっとそんな思考回路が出来上がってしまっているのでしょう。

でも、学校に電話して意見しているお母さんをみたら、息子さんはどう思うでしょう。

私は、母親としての前に、一人の人間であって欲しい、と強く思いました。

15歳という短い人生を、自ら閉じる選択をした少年。何が彼を、そうさせてしまったのかはわからいけど、

とっても辛かったんだよ。生きていくことを、自分で終わりにしたいくらい・・・

そんな息子と同じ歳の少年の気持ちに、思いを馳せて欲しい。

そしてその友人の冥福を、息子さんと一緒に祈るという気持ちを持って生活して欲しい。

月命日になったら 「○○君のために、お母さんも祈るよ」 と言って一緒に黙とうしてあげるほうが、

息子さんの心の安定につながっていくと、私は思うんです。

綺麗ごと過ぎますか?

カウンセリング責任者:小日向るり子

 

 

 

 

 


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