亡くなったのはあなたの責任ではありません
愛が足りなかったから・・。
分かってあげれなかったから・・。
あの時電話してれば・・。と、
自死(自殺)という辛い別れをした遺族は、
このような 救えなかった後悔の念に苦しめられることは少なくありません。
身内の死というものは、 とても分かりにくく
自殺防止に携わるプロの方でも ご家族が自死されたというような話をよく耳にします。
ご自身を苦しめることで生まれるものは何もありません。
どうか自分を責めて苦まないでください。
辛いのは病気ではありません。愛してるから当然なのです。
苦しみ、悲しみ、喪失感などで、ご自身がおかしくなりそうになったり、
パニックになったり毎日のように泣いたりするのは当然なことで、
自然な悲嘆感情の現れなのです。
心から愛する人を、突然失ったのですから当然です。
沢山泣いて沢山悲しんであげてください。
それが私たち遺族に出来る愛情表現の一つではないでしょうか。
辛その人が望んでるのはあなたが幸せになることです。
「その人がを助けられなかったから私は苦しまなければならない」
「私には幸せになる資格は無い。」
など自死遺族は自責の念が強いことが多く
自分が生きてる事すら罪に感じてしまいます 。
その人のことを本当に思うのならば、その人が望むことをすべきです。
それはあなたが自責の念に押しつぶされ苦しみ続ける事ではなく、
前を向いて歩いて行く事であると私は思います。
その人の心はあなたと共に生き続けます。
あなたが生きてその人を想う事。 そして語ること・・。
そこにその人は存在します。
その人と共に生きているという事です。
悲しみもまた私のもの。
悲しいのは愛しているから・・。
この深い悲しみこそ、
その人のへの想いの形なのではないでしょうか。
この悲しみはあなたの中の悲しみであり、
誰にもすべて理解することは出来ません。
もちろん取り去ることなど出来るわけもありません。
“愛しい”と書いて、”かなしい”とも”いとしい”とも読むことが出来ます。
悲しみもまた私のもの・・。
悲しみと向きあい、共に生きていくものだと感じております。